スリップリングシリーズ PRS

スリップリングPRSは、頑丈なハウジングが特徴です。カバーの高さを変えることで、それぞれの要求に柔軟に対応することができます。リングとブラシには様々な素材を使用しており、BUSシステムからの高電力、信号、データの伝送を可能にします。

ハウジングのベースはアルミニウム製で、カバーは鋼板製です。カバーの高さは全部で3種類あり、必要なリングの数に応じて使い分けられます。

ケーブル入出力は軸方向に設計されています。ローターとステーターの分離は、ベース部分の底部に中央に配置されています。

半径75mmの範囲内には、回転する中央のチューブがあり、その上にリングがハウジングの内部で上に取り付けられています。ブラシは底部に固定されています。PRSのシンプルな構造により、固定部品と回転部品の定義はお客様に委ねられており、また、両方の部品が互いに関連して回転するかどうかの定義もお客様に委ねられています。

ブラシのケーブルの出口は、ベース部分の底部にあるケーブルグランドを介して軸方向に作られています。リングのケーブル配線は、内径42mmの中央チューブを介して行われます。

モジュールのサイズは3種類あり、それぞれの出力は20A、30A、50Aです。リングとブラシは、標準で真鍮または銅-グラファイトで作られていますが、銀または金合金でコーティングすることができます。これは接触品質を向上させ、摩耗特性にプラスの効果をもたらします。

異なるモジュールサイズやブラシとリングの材質を組み合わせることで、PRSは堅牢で多機能なスリップリングとなり、幅広い用途に対応する費用対効果の高いソリューションとなります。